乗り物歴2

ミニ、これは当たりでした。ガチャリッというドアの音、金属が噛み合うような音が小さい割に高級感があるのです。
それに走って面白い!面白い!!
まるでゴーカートのような操縦性で一体感が何とも云えません。

多分、スターレットよりアンダーパワーなんだけど四輪が四隅に踏ん張った感じで小さな体をクルクルと回していきます。時代遅れのロングストローク型のOHV1000ccを目一杯アクセル踏んで走るとガーとかグヲーとか唸って格上の車に挑んでいくわけです。


ストレスがスっとんでしまいましたよ。ホント!


車は幼い頃から憧れでしたから(家の者は免許がなく車もなかった)それなりの雑学やウンチクは持っていましたが実際に乗ると殆どが意味をなくします。数字には現れない感覚のようなものが大切なんだとミニは教えてくれました。


軽くて小さい事が車にとって大きな武器であり何ものにも代え難い個性なんですね。


古い英国車の洗礼も例外なく受けました。
始めての事務所へ打ち合わせに行った時に社長の車置き場で動かなくなりJAFを呼んだし、峠走行中に「カーン」と頭を金槌で殴られたような衝撃に見舞われて

「何だ!何が起きたんだ」と頭の血管が切れたかとビビッたり・・

これはリアのドラムブレーキが破裂した衝撃だったのですが(それでも問題なく走行)・・ラジエターの精度も低く冷却水が自然蒸発していくのです。駐車場には補給用の水を入れたヤカンをもって行くのが日課でした。まっ、それも楽しさに変える魅力がローバーミニには有りました。
スポーツカーとして誕生した訳ではないと思いますが、こんなに楽しく面白い車を誕生させ育てた英国の車文化は尊敬に値すると思います。


その後、ワンコ・・犬を手に入れる事となり(犬も好きなんですよ・・現在もコペンに乗せようと画策してます)・・これがピレネ犬という体重60キロにもなる巨大犬なんです。
生まれつき胃腸系が弱く、病院通いが毎度のような子で最初はミニに乗せて行ってましたが、あっという間に子牛のようになり移送用として4DWのテラノに仕方なく変更となりました。

暫くはそれでも良いのですが3回目の車検を迎えた時に

「4WDっているのか・・」

と今までの経験から自身のライフスタイルには必要ないと考え、同じ日産のワゴン、アベニールを購入。

同じディーゼルのテラノより煩く遅かったような気がしています。

実用重視、ワンコ優先のディーゼルで2台連続ですから、そろそろストレスが溜まってきてました。
そんな矢先、ワンコが散歩中にネズミ採り用ダンゴを食べてしまい急死。

これは堪えました。暫く何も出来ないくらいド〜ンと落ち込んでいましたね。

その間は車を買うなんて気持ちにもならず仕事に打ち込みましたが、友人のポルシェ(930)やフェラーリ328などを試乗して知識と体験を整理している程度の日々が続きました。

930はクラッチ操作が・・とかRRの操縦性がなんて記事にはあったんですが乗ってみると
云われている程でもなく乗りやすかったです。ノーズが軽く操作性も軽くタッチも悪くなかったですね。
極限ではテールハッピーなんでしょうが通常はニュートラルでRR独特のトラクションが低速でも楽しいプレジャーを与えてくれます。

328はカッコイイけどミッションの入りが悪く癖もあって一体感は得られませんでした。
エンジンは興奮するほどに回転が軽く音も良いので簡単に悦に入る分、残念でしたね。ただ、思ったより剛性が高くガッチリしていたのは意外でした。

512BBにも乗る機会がありましたが、これはチョイ乗りで・・何か・・ン〜って感じ。大きく剛性も低くパワー感も薄いような・・期待が大きかっただけに・・

でも、「ああ、何か車欲しいなあ。」

と思い起こしてくれる刺激にはなりましたよ。

なんて時に中古車販売の友人がコラードを持ってきたのです。ライバルはポルシェ944といわれたフォルクスワーゲン初のリアルスポーツカー、コラードVR6です。今度はセダンでも良いやと投げやりな感だったのに、ムズムズと購買欲が刺激されて・・やっぱ精神が不安定だったんでしょうねえ、衝動買いです。本当に・・・

何かまた永くなってきてるんで続きは明日にします。明日は完結させます。・・・・多分。


題名と違う方向に行ってるようなので、乗り物歴に変えますHAHA・・