若者の車離れ・・

若者の車離れって云われて何年経つ事でしょうか。(今ではバイクも危機的状況だとか)

そんな中、徳大寺有恒氏が若者の車離れは「クルマにセクシーさがないから」って云ってる。
(あの人らしい言い回しですよね)
http://news.ameba.jp/20110711-14/

ただ、これは時代背景等もあるし、あくまでも主観的な視点だから、これだけが車離れの原因とは云えないかも。それに車のセクシーって何なのかって難しい話になってくるしなあ〜、まあ、簡単に云えば経済的不安と魅力的な車がナイって事かも。

昔に比べて(少なくとも自分が20代、30代と比べて)今の若者は自分を表現する手段の選択肢が多いと感じますから、その中で「ワザワザ」高い維持費や事故のリスクを持つ車を選択するほどの魅力が「ナイ」って事ではないでしょうか。

話は変わるけど、ワーゲンは凄いって思う事が有ります。主力車であるゴルフは2BOXのFF。普通にあるパッケージですよ。これで、世界で勝負して、今尚、その人気は絶大なものが有ります。(ポルシェやベントレーも食っちゃったし・・まっ、これはビジネス的背景が有るにしても、それが出来るだけの体力も持ったってのも事実)これはトヨタカローラだけで世界で勝負するようなもんですよね〜。

ビートルのRRからゴルフのFFへと社運をかけたモデルチェンジも見事なもんだと関心します。(これがコケたら今はなかったですから)

BMにしてもベンツも、彼らは高い品質と低価格の日本車と勝負する為に、ブランド力の強化を計ったと思われます。長い時間をかけて個性を磨いていった時代が有るんです。

そう、今の日本車は個性がなくなってきたのが問題なのでは・・

売れると分かれば、皆がワンボックスだの4WDだのSUVだのと形だけを真似た薄ッペライ車を短期間でドンドン出してくる。気づいたら車名も分からないくらい同じ形の車ばかし。

トヨタに至っては、「どんな車が欲しいですか」みたいなアンケートキャンペーンをはったらしいけど、

オイオイ! そんなのは自分で考えな! 

選択肢が増えた現代で何が良いかなんて質問には、そりゃー多くの意見が有るでしょうよ。その結果、皆を満足させる最大公約数的な車が生まれてくるんじゃないの〜

自分達が、乗りたい!所有したい!楽しみたい!そんな車を作れば良いだけですよ。
ドッシと腰を据えて、10年でも20年でも乗り続けて頂戴って感じの車を自信を持って出す時ではないでしょうかね〜


そこに強くて魅力的な個性が有れば、それを手に入れた人達が新しいライフスタイルを構築していくもんでしょう。


(まあね、出尽くした感がある今では、その個性ってのが難しいのは分かるんだよな〜ただ、各々の歴史の中にヒントがあるような気がするんだけどなあ〜)



さあ、モノ作りの原点に戻る時ですよ。


ガンバレ! ニッポン!