ただのノスタルジーかも

スカイラインといえばGTRだと思うけど、ハコスカでも有名になった時期のモデルは3代目で、私が知ったモデルは4代目の通称「ケンメリ」と呼ばれるモデルからですが残念な事にGTRどころか普通の2000モデルにも乗った事も操縦した事もないです。

ただ、1800モデルは20代後半に仕事関係での知人が乗っており、少しばかり試乗した事が有ります。まあ、凄いって印象はないけど、シフト形状がS字型でパターンも他車とは違って戸惑った事を覚えています。

ハコスカはもとよりですが、意外にも私が気にいっているのは11代目の(最近だな)モデルで、シンプルで良いデザインだなと思いました。

何となくDB5に似てるでしょう。この後からは、より豪華に抑揚の強いモデルでデッカクなって・・はてはGTRも独立したモデルとなってしまったので、一つのスカイライン時代は終わったと感じたものです。

次は117クーペ

これは今でも美しいと思える名車だと思います。


カロッツェリア・ギアに在籍していたジョルジェット・ジゥジアーロ(あの初代ゴルフやパンダ等もデザインした天才デザイナー)のデザインです。

そのプロトタイプのデザインを市販車で具現化すべく当時の「イスズ」は大半を手作業で作成しました。その初代モデルは「ハンドメイドモデル」として現在ではコレクターアイテムになっています。

117は初期モデルを同級生が、そして後期モデルを仕事関係の知人が所有しており、両方を操縦、試乗しました。

まづは初期モデルですが、同級生のは中古で購入したらしく(それも、かなり安く)かなりガタがきてまして、正常な評価とは言えないかもです。とにかくオーバーヒート傾向が高く、宮崎にツーリングに行った時などは何度も緊急停止を余儀なくされて、あまり良い印象はなかったのですが、唯一驚いたのが、一緒だった女の子達が長時間での後席でも不満が出なかった事です。小型クーペにして異例に広い空間設計だったのではと思います。(ルーミーだったし)

後期モデルの方は新車から大事に乗られていたモデルで、これは非常に良かったです。乗り心地が柔らかくスポーツカーって感じではないけどスペシャルカーとしての優雅さは十分に堪能できました。まあ、何と云っても、117はあの美しさに尽きるでしょうけどね。

同時期のコスモスポーツも美しく・・いや、カッチョ良かったです。

乗る機会はなかったけど。マツダと云えば、内装設計をしていた高校の先輩が当時出たばかりのRX7に乗ってまして、それも黄色の! ハデでしたね〜しかも馬鹿みたいに太いタイヤ履かせて走らせてました。

乗せてもらったけど、とんでもなく速くてスポーツカーだ!って思ったものです。(凄く燃費悪いんだよね〜って嘆いてましたけど)

その後の3代目RX7が登場した時も、そのピュア・スポーツの精神とハードに素直にカッチョイイと思ったわけですが、マツダってユーノスロードスターといいスポーツカー作るの上手いなあって感心したものです。

さて、我がコペンを生んだ「ダイハツ」は・・2代目シャレードです!

世界最小のディーゼルエンジン(1000cc)を積んだ意欲作で、イタリアのデ・トマソが監修した「デ・トマソ・ターボ」というスモールスポーツモデルも用意してました。財布が厳しい若者(当時の私も)には現実的で面白い車でした。まあ、同時期に誕生したホンダシティにやられてしまいますが・・

面白いのは、その広告コピーでしょう。

ディーゼル特有の振動と騒音を最新のバランサーシャフトでも押さえられなかったので
凄いぜ! Rock'nロール ディーゼル」って、弱点を逆手にとった面白いものでした。

他にも色々有るわけでして、またの機会に紹介したいですが、とにかく当時(30年ほど前)の日本車は意欲的で挑戦的な面白い提案が沢山あって、個性の強い車達に囲まれた時代だったなあと感じます。

これは、ただの懐古趣味なんでしょうかね〜

でもね、昔の車には、開発者やデザイナーなどの関わった人間の顔が見えるような感じがあって、それなりのヒストリーをもった物も少なく無かったような気がします。ただのハードウェアだけでなくソフト部分に情熱のようなものを感じる事ができたような気がします。

追伸

昨日、ギックリ腰になりました。座ると激痛で、さらに、起きる時が倍の激痛! ヤバイです!まともに歩けません!