ちょこっとインプレ風
コペンで峠を走った感想をインプレ風でチョコッとやってみましょう。
直列4気筒DOHCツインスクロールターボJB-DETエンジンは660のエンジンとは思えず本当に良く走る。830キロの軽い車重とKカー最高のトルク11.2kgm/3200rpmが効いてるのだろう。
回転上昇も軽いが急勾配では流石にきつい感じなので「スーパーアクティブシフト」の登場。ATは2000〜3000ぐらいでシフトアップするし減速も遅い・・街乗りは便利だけどヤハリ「スーパーアクティブシフト」でしょう。4速だけど峠なら2速と3速しか使用しないので問題ないしダイレクト感と操作性も良好。MTほどの一体感はないにしても(試してないから想像)充分スポーツドライブを満喫できると思う。
それより印象的なのが足。フットワークが良い。専用チューンのサスはFFの癖がないどころかアンダーが弱く前輪がかなり踏ん張ってコーナーを抜けていきます。(かなりの速度で飛び込んでもロールを殆ど感じない)足が完全にパワーを超えています。
「けっこう着いてくるね〜驚いたよ」
とは並走したビッグバイクオーナーの言葉
当然ながらバイクに追い付けないけどフル加速でコーナーを安心して飛ばせるので大きく離される事なく追跡劇を敢行できました、(ああ、楽し・・)
専用開発の165/50R15のブリジストン「ポテンザRE40」のタイヤはサイドウォールがしっかりして貢献度も高いと思うけど、固く、それなりの乗り心地。しかしスピードが上がるにつれて気にはなりません。
3395×1475×1245mmのコンパクトさと普通のKより30センチも低い全高、そしてオープン。一体感と爽快感が一度に楽しめて体感スピードも高いので痛快であります。
「コペンのボディ骨格は、高剛性と軽量化を両立する補強がなされた。特に剛性が必要なセンタートンネル部は、厚板化した3分割構造としたのに加え、ボディ下部をクロス状に走るダブルクロスビームなど、5種類のブレースで補強した。アッパーボディには、ボンネットなどにアルミ材を使用し、軽量化を図った。」という情報も有り、
さらには前にも書きましたがクリア塗装を2回繰り返す5層コートを採用することによって、より深みのある艶やかな輝きをもつDouble Clear塗装を採用するなど、限られたK枠でオープンスポーツを高品質で構築する為にエンジン、サス、ボディ等と全体でギリギリの選択がされたんだと感心しました。
おっと忘れていた。もう一つ、個人的に気にいってるのが「音」。オープンにしてると風と共に耳に入るエンジン音・・ヨカデスバイ。
低速やクローズド時のボディの震えやガタガタと煩いなど欠点も有りますが、そんなもの吹っ飛んでしまう事は間違いないです。
熟練工のみが集う「エキスパートセンター」という名の大阪にある専用工場で、月1000台しか生産されない(できない)スペシャルモデルなのですから。