手描きへの誘い
今日は雨の予感もない秋晴れ。打ち合わせに久々の屋根開けコペンで有りました。
風はやや冷たいけど日差しはポッカポッカ。やっぱし、気持ちが良いですねーー。この時期は最高だね。
てな事言って帰ってくると、嫁が固まっている。
「どうした。」
「それが、今度の物件、手描きにしてって。」
この仕事を初めた当初は二人とも手描きだった(同業者)けど30年たった今ではCGばかりで私は10年ぐらい筆をもっていない。
嫁にしても5、6年は手描きから離れている。
私なら断るけど(道具もないし、目が悪くなって描く気がしない)嫁は制作から離れて久しいので手描きでも仕上げてみたいと云う、カッコいい言方をすれば職人魂が燃え上がってきたのです。
「描けば良いじゃん、君は道具もまだ持っているし、問題ないだろう。感はすぐに戻るさ。」
って東京弁で応援してみました。
「そぎゃんたいね。じゃ、眼鏡買ってくる。」
ああ、悩んでいたのは描くか否やではナク、眼鏡への出費だったのね。